3月 28 2013

子どもたちに「利他の心」を教え、自らも学ぶ

子どもたちが本来学ぶべきことを親や学校は十分教えることができているでしょうか?

例えば、将来子どもが国際的なビジネスの世界で活躍できるために必要なことをしっかり教えているでしょうか?

 

ここで、ビジネスの世界で成功するためには何を身に着けるべきか、考えてみます。

 

宮崎の県北のある有名なだんご屋さんは、もともと野菜を売っておられた創業者の方が、野菜を売る傍ら、お客様へのサービスとして団子を作ってプレゼントしていたら、それがあまりに人気があるので、本格的なビジネスとして取り組み、今の隆盛に至ったという話を聞いたことがあります。

また、あのホンダも、まだ自動車メーカーとして有名になる前、まず大型バイクでアメリカ進出を図ろうとして、なかなか売れずに苦しんでいたところ、社員の業務用として持ち込んでいたカブに注目が集まり、カブが欲しいという声が次第に増えたので、思い切って方針変更をして大型バイクよりもカブに力を入れたところ、その後の急成長につながったという話も聞いたことがあります。(この話は著名なエコノミストの吉崎達彦さんがここの3月4日の投稿で紹介しています。http://tameike.net/diary/mar13.htm また私の友人のらくちんさんもここで紹介しています。http://rakuchin.at.webry.info/201303/article_7.html

これらは一見、偶然の産物の話のように思われ、ビジネスの鉄則とは無関係の出来事のように思われるかも知れません。

しかし、これらのエピソードは、真にお客様本位、つまり「これを売ろう」という自分の意図のみをお客様に押し付けるのではなく、むしろ、まずお客様が喜ぶものを提供するという考えを徹底することが、ビジネスの成功には必要であることを物語っていると思います。

別の言い方をすれば、「利己」より「利他」の心で仕事をする必要があると思います。

よく「選択と集中」だとか、自社の得意分野を見極め、そこにカネと人を集中することが経営戦略上必要だという話を聞きます。「コアコンピタンス」という言葉も耳にタコができるほど聞かされます。

でも、この考えが「利己」の心に支配され、自分の儲けだけにとらわれてしまうとお客様が本来求めているものとずれてしまう恐れがあります。

「自社の強みを伸ばす」⇒「自社の儲けばかり考える」⇒「お客様は喜ばずビジネスもうまくいかない」という悪循環に陥らないようにしなければなりません。

「利他の心」こそが大事だということを学ばないと、日本人も、日本の産業も、衰退の一途をたどってしまうのではないでしょうか。

江戸時代に商人の道を説き、アダムスミスの「国富論」よりも37年前に「都鄙問答」を刊行した石田梅岩は「富の主は天下の人々なり」「売り先の心に合うように商売に情(せい)を入れ勤めなば、渡世に何ぞ案ずることの有るべき」「実(まこと)の商人は先(相手先という意味)も立ち、我も立つことを思うなり」などと述べています。

これは商人の道に限らず、人間としてのモラルでもあります。

かつての日本人は、このようなことを地域や職場で教えられていましたが、明治の文明開化以降、次第にこのような教えはなくなり、戦後は教えることを忘れてしまったように思います。

でも、この「利他の心」を私たち一人一人が今こそしっかり身に着けていかなければなりません。

そして、このような考えは、大人になってから、軽薄なお金儲けのための手段として急に学ぶべきものではなく、子供のときから、人として、世のため人のために貢献しながら生きていくことを学び、「利他の心」をしっかりと身に着けてながら大人になっていくべきだと思います。

私自身も、お恥ずかしいことですが、胸を張って「私は大丈夫です。」なんて、とても言えません。

今後私はこのような大事なことを学ぶ場を作り、皆さんと一緒に自らももっともっと学んでいきたいと思っています。

下記の稲盛和夫さんと瀬戸内寂聴さんの共著「「利他」人は人のために生きる」も、このことを教えてくれているように思います。

http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%88%A9%E4%BB%96%E3%80%8D-%E4%BA%BA%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B-%E7%80%AC%E6%88%B8%E5%86%85-%E5%AF%82%E8%81%B4/dp/4093798273/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1364393612&sr=1-1

 

3月 16 2013

東京学芸大学と九州保健福祉大学との交流がHPに載りました。

先日の東京学芸大学・鉄矢悦朗研究室の来延の際に九州保健福祉大学と交流事業を行った模様が、

九州保健福祉大学のホームページに載りました。

http://www.phoenix.ac.jp/faculty/social_welfare/cchw_blog/entry/2013/03/000992.html

↑をご覧下さい。

 

3月 16 2013

東京学芸大の活動の報道について

先日の東京学芸大学・鉄矢悦朗研究室の延岡での活動についての報道が以下のとおりなされています。

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また、来週月曜日(18日)の夕方6:30からケーブルメディアワイワイの「ここほれ!ワイワイ」の中で10分程度の特集として報じられる予定です。

北浦町の子ども達や延岡駅前商店街の方々との交流風景や、北浦小学校での特別授業、延岡駅前シンポジウムの模様などが放映されると思いますので、皆様ご期待下さい。

 

3月 15 2013

18日(月)18:30からCATVで特集が放映されます!

今回の東京学芸大学鉄矢悦朗研究室の延岡での活動について、来週月曜日(18日)夕方6:30から、ケーブルメディアワイワイの「ここほれ!ワイワイ」の中で、10分間程度の特集番組として放映されます。

延岡、県北にお住まいの方、是非ご覧下さい。

3月 13 2013

よみたん自然学校

沖縄県読谷(よみたん)村(「村」と言っても人口は4万人を超えています)に「よみたん自然学校」という、3年保育やフリースクール、こどもたちの自然体験の機会を提供するキャンプや「たき火  de Cafe」など、さまざまな事業を行っている「学校」があります。
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3月 10 2013

日本再生のカギは江戸時代の教育にあり

よく「明治の日本人は素晴らしかったけど、昭和の日本人はダメだった。」という意見を耳にします。

また、明治10年の西南の役にまつわる話が今なお残る延岡では、当時の延岡人の潔さなどが今も語り継がれています。

では、明治の日本人と昭和の日本人とは、どこが違うのでしょうか?

私は、明治の日本人とは「江戸時代の教育を受けた人」であり、昭和の日本人は「明治以降の教育を受けた人」だと思います。
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3月 10 2013

「ヨイトマケの唄」を聴いて泣いてしまった

研究員の幸田蒼之助と申します。よろしくお願いします。
 
正月過ぎの話です。ひいきにしているブログを読んでいて、美輪明宏氏の名前を見つけました。紅白で「ヨイトマケの唄」を歌われたのだとか。
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3月 10 2013

東京学芸大学と九州保健福祉大学との交流活動

このたびの東京学芸大学・鉄矢悦朗研究室のご来延にちなみ、地元の九州保健福祉大学とのさまざまな交流活動が行われました。

まず九州保健福祉大学内では、学生の皆さんが「エイサー」で大歓迎!

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学芸大の皆さんは大喜びされていました。
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3月 03 2013

片づけも「遊び」に変えて

特別授業のあと、東京学芸大学の学生は生徒と一緒に給食を食べました。最初は、いつもどんな遊びをしているか、などの話をしていましたが、そのうち、学生と突っつき合ったり、からかい合ったり、あだ名をつけて呼んだり・・・子どもはすぐ打ち解けます。

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3月 03 2013

でっけー!

東京学芸大学の鉄矢悦朗研究室が3月1日(金)延岡市北浦町の北浦小学校で4・5年生の図工の特別授業を行いました。

吉野裕喜校長先生は「普段子ども達の交流は狭い範囲に限られてしまっているので、東京から学生さんが来て生徒の視野を広げてくれるのは本当にありがたいです。」とおっしゃっておられました。

6~7人ずつグループに分かれて、各家庭から持ってきた新聞紙を細く硬くなるようくるくる丸めて、それでまず三角形を作っていきます。
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