9月
28
2016
皆様からご愛顧を賜りました「こどもーる」は今月末を持ちまして休止させていただきますが、株式会社アレーテライフイノベーションは、引き続き「遊びは最高の学び」との考えの下、「遊びの塾」「遊びを通じて自然に楽しく人間関係を学ぶ塾」としての事業を実施していくとともに、「何でも総合相談」をはじめ、いろいろな課題を抱えておられるお子様はもとより、子育て真っ最中の保護者の方々のサポート等も行ってまいります。
ちなみに「ネウボラ」とはフィンランドの地方自治体が運営している「妊娠期からの切れ目ない」ワンストップの子育て支援施設のことです。
「こどもーる」は、これまで民間企業の立場からこの「ネウボラ」の役割も果たしてきましたので、これまでの経験を活かし、引き続き、お子様も、保護者も、老若男女すべての方に笑顔になっていただくためのさまざまな取組みを行ってまいります。
引き続き皆様のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
12月
26
2014
「次世代育成支援員制度」がいよいよスタートします!
これは、地域全体でこどもの育成をしようという取組みで、一定の研修を受けた方を「次世代育成支援員」に認定し、その方々にこどもの見守りなどをはじめとする活動をしていただくものです。
リタイア世代や主婦の方などに、「人として大切なことは何か」など、豊富な人生経験のエキスをこどもたちに与えていただき、こどもたちの育成に関わっていただきます。
こどもたちは、笑顔や生きがいを与えてくれます。
大人は童心に返ることもでき、心身共に若返ることでしょう。
今回、リタイア世代の方や、主婦の方、企業経営者、現役の先生など9人の方が次世代育成支援員に認定されました。
(写真撮影の際にお2人が他用務のためご不在でしたので、9人のうち7人だけが下の写真には写られています。)
今後それぞれの方々の豊富な人生経験を活かして次世代育成に関わっていただきます。
認定式に当たって、研修のスタートとなった講演をしていただいた東京大学経済学部の松井彰彦教授からも激励のメッセージもいただきました。
「初デビュー」は来年1月10日(土)!
「宮崎県北の地域医療を守る会」が主催し、こどもーるで午後1:30から開催されるイベント「Dr キッザニア in こどもーる」です。
皆様どうぞご期待下さい。
9月
19
2014
去る9月13日(土)午前10:30から松井彰彦東京大学経済学部教授の特別講演会「ほんとうに人間はいいものかしら~童話で読み解く経済のあり方~」がこどもーるで開催され、多くの方々にご参加いただきました。
松井彰彦教授は、経済が発展するとはどういうことか、市場とはどういう意味のあるものなのか、「自立」とはどういうことなのか、などについて、わかりやすくお話し下さいました。
まず、「経済が発展することはどういうことか」については、gapminderのグラフ(豊かさ(1人あたりのGDP)と平均余命との関係を各国ごとに表した下(↓)のグラフ。「Play」をクリックすると過去から現在に向かってグラフがどんどん動いていきます。例えば第一次世界大戦や第二次世界大戦のときなどには、多くの国で所得も平均余命も顕著に下がったことがわかります。)を見ながら、豊かになってこそ寿命が長くなること、昔は乳幼児の死亡率が高かったために平均余命が短かったこと、先進諸国と発展途上国との差は昔より拡大していること、などをわかりやすく説明され、やはり経済発展は必要であることをお話し下さいました。
http://www.gapminder.org/world/#$majorMode=chart$is;shi=t;ly=2003;lb=f;il=t;fs=11;al=30;stl=t;st=t;nsl=t;se=t$wst;tts=C$ts;sp=5.59290322580644;ti=1863$zpv;v=0$inc_x;mmid=XCOORDS;iid=phAwcNAVuyj1jiMAkmq1iMg;by=ind$inc_y;mmid=YCOORDS;iid=phAwcNAVuyj2tPLxKvvnNPA;by=ind$inc_s;uniValue=8.21;iid=phAwcNAVuyj0XOoBL_n5tAQ;by=ind$inc_c;uniValue=255;gid=CATID0;by=grp$map_x;scale=log;dataMin=283;dataMax=110808$map_y;scale=lin;dataMin=18;dataMax=87$map_s;sma=49;smi=2.65$cd;bd=0$inds=;modified=75
また、新美南吉の童話「手袋を買いに」を引き合いに、市場を通して人と人とはつながっていること、市場のルールを守ればお互いがhappyになること、などをお話しされました。
また、宮澤賢治の童話「なめとこ山の熊」の中で猟師が熊の毛皮を商店に安く買いたたかれる下りを引用しながら、特定の人にだけ依存するのではなく、市場を通していろいろな人とつながることで、公正な取引がなされ、みんながhappyになれること、などを話されるとともに、障害者の自立の話と合わせて、特定の人だけでなく広くいろいろな人とつながってこそ人は自立できる、ということなどをお話しされました。
そして、「もともと『経済』とは、『経国済民』という意味であり、経済学とは、より良い世の中を作るためのものである。」というお話もされました。
講演後の質疑では、「経済学がこんなに暖かい心に満ちたものだと知って驚いた。」などの声もあがるなど、多くの方々にとって、目からうろこが落ちるようなお話でした。
また、ご家族のことなどで悩みを抱えておられる方から「松井先生の話を聞いて、救われた気持ちになりました。」という感想も寄せられました。
こどもーるでは、今回の講演会を皮切りに、以下の2つの事業を「まごころ循環コミュニティづくり事業」としてスタートします。
①リタイア世代や主婦の方などがこどもの育成に関わる仕組みである「次世代育成支援員」制度
②子育て真っ最中の方々がインターネット掲示板で安心して情報交換を楽しんだり悩みを打ち明けたりできる「webオープンカレッジ」
これらは、まさに人と人とがつながる仕組みです。
今回の松井彰彦教授のご講演は、こどもーるがこれから取り組もうとしている事業に対する力強いエールでもあったと思います。
私達も今後さらに前進していきます!
10月
13
2013
こどもーるでは、社会で真に活躍できるための「生きる力」や、周囲の人を楽しい気持ちにしたり思いやりを実際に行動に移すための「リーダーシップ」をこどもが身に付けるとともに、1人1人が個性豊かに自分らしく生きていけるためにはどうすれば良いかを学び合う「アレーテこども未来研究所」が今月からスタートします。
私達がこの「研究所」をどのような考えでスタートさせたか、以下、披露させていただきます。
東大進学トップクラスの高校から、東大等を経て、一流の就職先に進んだ人が、果たしてその後自分の能力をフルに発揮して幸せな人生を送っているのか?
㈱リクルートワークス研究所では現在そのような調査を行っています。
まだ調査結果はまとまっていないとのことですが、先日お聞きしたところでは、次のようなことがわかってきたそうです。
〇必ずしも成績や卒業した大学、就職先がどこかということで幸せかどうかが決まっているわけではない。
〇幸せかどうかは、その人の生き方や人間性、そして、一言でいえばリーダーシップの有無が、影響しているのではないか。
〇リーダーシップは大人になってからはなかなか身に付けられない。
日本の学校教育では、リーダーシップを教えません。
かつて、元国連高等弁務官で現国際協力機構(JICA)総裁の緒方貞子氏が「日本の教育は、平均点が極めて高い人材群を作りだすが、そこに重きを置きすぎていて、リーダーシップの育成には不向きと感じる。」と述べられたそうですが、リーダーシップとは、単に「上に立つこと」だけを意味するのではなく、例えば、多くの人をhappyにするための行動を起こすことや、電車の中で足の不自由な方に席を譲るなど、思いやりの気持ちを率先して実行に移すことも意味するはずです。
リーダーシップを育まなければ、自分さえ良ければ良いという人がますます増えて、日本の将来はますます危うくなります。
では、どうすれば良いか?
私達は、こどもの遊びの世界でこそ真のリーダーシップが育まれると考えています。
遊びは、一緒に居て楽しいと思える間柄の者同士でなければ成立しません。
こどもの世界では「利害を考えてつきあう」ことはありません。だから「自分さえ良ければ良い」と日頃考えている子が「一緒に〇〇をして遊ぼう!」と友達に声を掛けても、友達を巻きこむことはできません。
また、年下の子や、その遊びが苦手なこどもも一緒に遊びに巻き込むための、思いやりを持っている子でなければ、遊びの輪は作れません。
つまり、遊びの世界でリーダーシップをとれるこどもこそ、真のリーダーの資質を持っていると言えるのです。
そして、こどものときに、遊びの世界でこのような経験を重ねることこそが、真のリーダーシップを育むことになるのです。
また、こどもは、心から楽しんでいるこどもにしか近づきません。
「やりたいこと」をやっているのではなく、「やらなければならないこと」を無理してやっているこどもと一緒にしても楽しくないので、そんなこどもには誰も寄っていきません。
つまり、自分らしく生きていなければリーダーシップを発揮することはできません。
私達は、このような考えに立って、こどもにとっての学びの場としてだけでなく、保護者が今後こどもをどう育てるか、そして自分はどう生きるべきかを互いに学び合う場として、このほど「アレーテこども未来研究所」を立ち上げました。
「誰かが『先生』になって答を決め、一方的に教える。」などということはしないので、ここでは大人もこどもも「研究員」です。
私はかつて東京大学で学び、そして自治省・総務省などで仕事をする中で、たくさんのリーダーシップあふれる人に出会ってきました。
数々の法案を成立させる過程で、もみくちゃになって、何度も「もうだめだ」という状況に陥り、上司・同僚・部下と互いに自分をむき出しにし、みっともない姿をさらけ出しながら仕事をしてきました。
その中で、優秀で、人柄も素晴らしく、そして活躍している人をたくさん見てきました。
そのような人達は、ほぼ間違いなく、こどものときの遊びのリーダーだったと思います。
このような自分の経験、体験を踏まえながら、研究所を運営していきます。
6月
02
2013
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延岡市旭町のサンボウルの中の一画を我が㈱アレーテライフイノベーションがお借りして「こどもーる」を運営しますが、プレオープン日を6月17日(月)と決めました。
遊具がそろったら7月中にグランドオープンする予定です。
プレオープン期間中は「こどもーる」内のカフェ&サロン「arete Cafe & Salon」でご利用いただける割引券を進呈します。
このたび別添のとおりチラシが出来上がりました。
ご覧下さい。
5月
17
2013
こどもが遊びを通じて大切なことを学ぶ場をつくり、そこでお父さんもお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんも童心に返って自分を取り戻してほしい・・・そんな気持ちを込めた私達のプロジェクト・「こどもーる」整備工事が終盤に入りました。
ここは以前延岡の「サンボウル」の中の卓球・ビリヤードスペースです。
見て下さい。きれいでしょう?
奥のウッドデッキはカフェになります。プチ・セレブ気分でどうそ!
森林県・宮崎ならではの内装です。
また、こどもたちが安心・安全な環境で遊んでいて、当方のスタッフも見守っている中なので、お父さん・お母さんには是非「子離れ」していただき、誰にも遠慮などすることなく、自分のための時間を過ごし明日への活力を蓄えてほしいと思います。
また、中心の部分には鮮やかな緑色のスペース、乗り物・ラジコン用のサーキットがあります。
当方の施設では、えっ?というラジコンや、親子で競い合える乗り物も揃えています。
なお、このサーキットの形は宮崎県の形です。
5月
16
2013
久しぶりの投稿です。
その後あまりにもいろいろなことがありましたが、関係者の皆様の多大なご支援・ご協力・ご理解により、大変うれしいことに、私達が目指してきた施設が延岡市旭町のサンボウル内にいよいよ完成しようとしています。
昨日工事がスタートしました!
6月中旬のプレオープンを目指して突貫工事でがんばります!
写真は工事前の状態です。
「遊びは最高の学び」との基本理念のもと、子どもたちが遊びを通じて大切なことを学び、さらに老若男女を問わず多くの人々が童心に返り、自分を取り戻す自由なコミュニティーの場を作ります。
それにより、家庭に笑顔があふれ、地域が、そして日本が元気を取り戻すことを目指します。
運営主体は㈱アレーテライフイノベーション、当研究会の代表・読谷山洋司と副代表・今井厚子が共同で設立した会社です。
施設の名前は「こどもーる」、こどものモール(広場)という意味と、大人が童心に返ってこどものモードになることを「こどもる」と呼ぼうという意図とを掛け合わせた言葉です。
3月
16
2013
先日の東京学芸大学・鉄矢悦朗研究室の延岡での活動についての報道が以下のとおりなされています。
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また、来週月曜日(18日)の夕方6:30からケーブルメディアワイワイの「ここほれ!ワイワイ」の中で10分程度の特集として報じられる予定です。
北浦町の子ども達や延岡駅前商店街の方々との交流風景や、北浦小学校での特別授業、延岡駅前シンポジウムの模様などが放映されると思いますので、皆様ご期待下さい。
3月
10
2013
このたびの東京学芸大学・鉄矢悦朗研究室のご来延にちなみ、地元の九州保健福祉大学とのさまざまな交流活動が行われました。
まず九州保健福祉大学内では、学生の皆さんが「エイサー」で大歓迎!
学芸大の皆さんは大喜びされていました。
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