東京学芸大学と九州保健福祉大学との交流活動
このたびの東京学芸大学・鉄矢悦朗研究室のご来延にちなみ、地元の九州保健福祉大学とのさまざまな交流活動が行われました。
まず九州保健福祉大学内では、学生の皆さんが「エイサー」で大歓迎!
学芸大の皆さんは大喜びされていました。
その後、学生同士の交流会としての意見交換会が開かれ、卒業後の進路からキャンパスライフに至るまで、さまざまな話で盛り上がりました。
また先生同士は、鉄矢先生から「教育支援人材認証協会」の活動紹介があり、地域全体で「ナナメの関係」(親でも先生でもない地域の大人の存在)をどう育んでいくかについての意見交換が行われました。
その後、延岡市北浦町の「道の駅北浦」ミニシアターで、東京学芸大学と九州保健福祉大学との研究交流会を開催しました。
両大学とも、大学内での教育・研究にとどまらず、積極的に地域に出ていって、地域の教育力向上のために大学の「知」を活かす取組みを実践しています。
当日は、延岡市北浦支所の岩佐俊助支所長や北浦小学校の吉野裕喜校長をはじめ市内の保育関係者なども参加される中、鉄矢先生からの学芸大学の活動報告と合わせて、我が延岡市の事例として、九州保健福祉大学子ども保育福祉学科長の安原青兒先生から「のべおか子どもセンター事業」の報告がなされました。
この事業は、親子で工作したり、体を動かしたりと、さまざまな体験活動を行う機会を提供するとともに、「子育て講話」として九州保健福祉大学の各分野の先生が子育てに有用な話をされます。
http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/display.php?cont=120522085942
親・子それぞれにとっての「学びの場」を大学と自治体が連携して提供し、それによって地域の教育力が高められるというものです。
もう10年以上も継続されているこの事業を学芸大の皆さんも大変評価しておられました。
私たち「延岡こども未来研究所」も、このような素晴らしい蓄積のある当地で、今後「民」の立場から「民」ならではのユニークな事業として、「遊びを通じて大切なことを学ぶ場」、そして「お父さん・お母さんが童心に帰って自分を取り戻す場」、さらには「おじいちゃん・おばあちゃんが昔遊びを通して元気になれる場」を延岡に作っていきたいと思います。
読谷山洋司
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